私が実際体験した不思議な話、怖がりは読まないでね
ずぅっと昔の、私が中学2年生の時に体験した怖い出来事です・・・
11月頃だつたと思います。私は理科部に所属していて文化祭に向けて
仲間と居残りで展示する写真を理科室の隣にある暗室で現像していました。
1週間ぐらいかけて作業するのですが、その日は水曜日か木曜日だったと思います。
顧問の先生が学校の鍵を預かり私達4人と先生だけ居残っていました。
校舎は3階建てで理科室は3階、私達2年生は2階でした。
校舎は移転で私達が1年生から使っていますのでまだ建って2年目の真新しい校舎でした。
暗室にいると外の気配が全く分からなくふと時計を見ると7時ぐらいでした。
8時までには、下校しようと話していました。
7時半ぐらいになって下の教室へ荷物を取りに行こうと、私と谷口くんと
階段を降りて行きました。
階段の踊場付近に灯りが付いているだけで教室も廊下も真っ暗です。
二人で何気なく3階から2階へ階段を降り廊下を暗い中進もうとすると
暗い廊下の向こう側からこちらに向かって来る 足音がします・・・
谷口くんと 何だろう 誰だろうと耳と目をすますのですが見えません
でも足音は確実にこちらへ近づいてきます。
二人で顔を見合わせた途端

谷口くんが元来た3階へ ダッシュしました。
私も怖くなり直ぐ後を追うと 理科室から吉田くんが出てきました。
吉田くん 実はね 誰も居ないはずの2階で足音がするんだよ
おまけに こちらに向かってくるんだけど 見えないんだ・・・
谷口くんと私が見たことをありのまま伝えると
よし 降りてみようと下に向かいました。
谷口くんは先生のいる理科室へと逃げ込みます
私は、吉田くんの後を追いました。
2階の廊下の入り口で 吉田くんと二人耳をすますと
また、足音が聞こえてきます。
吉田くんは、意を決して廊下を進み 教室全部の電気をつけて進みます。
「だれだ だれかいるのか?」私が声をかけても返事はありません
2階全部の教室の電気を付け終わっても誰もいませんでした。
先生が谷口くんから話を聞いたのか、もう一人の生徒山口くんと3人で降りてきました。
「実は先生 足音がしたんです」そう言っても先生は何を馬鹿なって顔をしています。
電気をつけた教室の電気を消して 荷物を持って全員で学校を出ました。
そこで先生が
「今日のことは誰にも言うなよ、みんなが怖がるからな」と口止めをされました。
その時には、思い出さなかったのですが、学校の建設時に体育館の屋根工事で
作業員の方が一人落ちて亡くなっています。
もしかしたら その方の霊だったのかもしれません
足音が聞こえたのはその時1度だけでした。
先生とその後みんなで話すことがありましたが、先生は「誰か1階にいたんだろう」って言ってましたが
盗難防止のために、どこからも入れないように鍵が閉まってましたし
その鍵は先生だけが持ってました。
同窓会でたまに合うとその話をすることがあります。
ほんとうに不思議な体験でした。
私と谷口くん吉田くんははっきりと聞いたのです 近づいてくる足音を!!!
